香川県高松市が廃棄されるうどんを「発電」に利用する実証実験を始めた!


【香川】バイオマス発電に“廃棄うどんを活用” 年間5500キロワットの発電量増加の見込みも [シャチ★]




1: シャチ ★ 2022/07/19(火) 20:04:36.97 

 香川県高松市が廃棄されるうどんを「発電」に利用する実証実験を始めた。

 夏は冷たく、冬は暖かくと万能なうどんだが、発電さえもできてしまうのだろうか。高松市下水道施設課の乃生実典さんに話を聞いた。

「直接うどんでもって発電するわけではないので、うどんを消化タンクに投入して、下水汚泥と混合消化をすることによって、メタンを含有しております。消化ガス、一般にバイオガスと呼ばれているものそういったものを発生させて、そのガスを利用して発電機を運転して発電しています」

 炭素や水素を含むうどんは、微生物による発酵でメタンガスが発生するため、投入することによって発電量を増加させることができるという。

 今回行った実証実験は、うどんの量が十分ではなかったのもあり、成果として得られた電力量はわずかだったそう。今後は1日あたり20キロのうどんを投入することによって、年約5500キロワットの発電量の増加や、年間約30数万円の利益が見込めると乃生さんは話す。

「廃棄うどん自体、費用支払って処分していたもので、それを我々が無償でいただいて、バイオマスの燃料として使っているのでお互いにウィンウィンな関係を構築できているのではと思っています」

 産業だけではなく環境分野においてもポテンシャルを発揮することにうどん店も協力的だという。うどんと紡ぐ目標について聞いた。

「今から夏秋冬春四季を通じて実験を継続しまして、廃棄うどんの投入量に対して得られる効果というのを確認しながら、また実機に投入することで、そこで生じる課題などを検証して、今後事業化を進める際に基礎データとして蓄積をしていこうかなと考えている所です」

 今後はうどん以外のさまざまな廃棄物でも徐々に試してみたいという。

 これを受けて、ニュース番組『ABEMAヒルズ』にコメンテーターとして出演したアパレルブランド「CLOUDY」CEOの銅冶勇人氏は、「行政とタッグを組んで活動するのは非常に素晴らしいと思う反面、うどんを作りすぎではないかというところもあるので、生産量を見直すのも一つあるのかと思います。あとはこういった取り組みの中でSDGsは大義名分が一人走りしてしまうことがあるので、しっかり取り組みについて開示した上で発信できるとより良いですよね」と持論を展開した。

 また、アフリカ支援の活動を行なっている銅冶氏。ガーナでのゴミ問題をきっかけにリサイクルに興味を持ち、業者を取材したという。

「ガーナでは、そこら辺にビニール袋が落ちていたりとゴミ問題が非常に問題になっているのですが、私たちはそれを再利用してショッピングバッグを作ろうと取り組んでいます。そうした時に、リサイクルの本質が気になってリサイクル業者に話を聞きに行きました。そこで驚いたのは、例えばお買い物したときなどに貰う紙袋がありますよね。紙袋本体の素材が紙だったとして、取手の部分がロープの紐だったとしたら、取手部分が本体と別の素材を使っていると焼却処分しないといけず、リサイクルに回せないという話で意外と知らないことが多いんだなと思いましたね」

(『ABEMAヒルズ』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/20bc4f44d9ff5d1155ba26aab6cf8a0042b1f979





Twitterでフォローしよう

おすすめの記事